僕の宇宙人と超能力体験10
前回の続きです。
※
佐々木は多くを語りませんでしたが、
2人は夢に女性の宇宙人が出てきたと言っていました。
加藤に聞くと同時に何ヶ国語かの言葉で話しかけてくると言っていました。
加藤はそれを少し迷惑がっていて、ある時その話を聞いたとき、
加藤は「もう出てこないでください」と拒否したらしいです。
宇宙人は何も言わなかったようでした。
加藤と佐々木は超能力が発現してから、
「みんなと調和して生きる」
など精神的に高度なことをよく言っていました。
2人にとってみれば、
明らかに宇宙人の言う高度な精神性のほうが正しいのはわかっているのですが
その高度な精神性と今までの自分の行い、
また将来へ向けてや普段の生活の中での
自分の状態などとのギャップに苦しんでいたような気がします。
彼らはそのとき、いきなり高度な精神性を目指すのではなく、
超能力が使えなかった頃のように、
彼らにとって「普通」に生きることを選んだのです。
もともと、超常現象などにあまり興味がなかった佐々木が先に、
加藤がそれに続いて、半年余り続いた超能力は力を失ったのでした。
私はこの超常現象を体験することによって、
それまで大事にしてこなかった精神的なことに目が行くようになりました。
当時の加藤や佐々木といるときの秘密などない状態、
繋がっている感覚がとても心地よかったのです。
少し恥ずかしいけれど、精神を共有することは
とても幸せなことだと知ったのです。
また、宇宙という壮大な神についても知るきっかけになったのでした。
神と言うと誤解される人も多いでしょうが、
こういういわゆるオカルト的なことを実際に経験すると、
避けては通れない現実だということがわかります。
あの当時の夜の虫達の心地良い響きが久しぶりに聞こえてきました。
久しく聞いてなかったのでとても懐かしい感じがしました。
ふと気づきました。
もう虫がいる空き地はなくなったし、何より窓が開いていないことに。
なんとエアコンの音が虫の鳴き声にそっくりになっていたのでした。
とにかく、不思議な夜を思い出させてくれたことに感謝したいと思います。
また、楽しい経験をさせてくれた宇宙人達にもありがとうと言いたいです。
まだまだ、楽しいことは山ほどありますが、
この話はここまでで。
おわり
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