僕の宇宙人と超能力体験3
前回の続きです。
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その2つの本のどちらかに(たぶん第六感の法則)、
潜在能力を開発するというおもしろいゲームが書いてありました。
それは、1枚のハートのAとどれでも好きなカード4枚、計5枚を用意し、
消去法でハートのAを当てるというものです。
一発で当てるのではなく、1枚1枚減らしていく方法なので精神的にも楽に
またゲーム感覚で楽しくできます。
一方、「私は宇宙人と出会った」には宇宙人の呼び方が書いてあり
これは単純なものなのですが、夜空に向かって呼びかけるという方法です。
「こちら地球・・・日本・・・何々県・・・の○○です。私のメッセージが届いたなら
はっきりとわかるようにメッセージをお願いします」
と、こんな感じに住所氏名を名乗って夜空に呼びかけるというものでした。
時は夏休みになっていました。
なぜそう感じたかはわかりませんが、
私はこの夏休みに何か魅力的な、
本当に凄いことが起こるような予感がしていました。
でも、もしかしたら起こらないかも知れない、
という不安感もありました。
しかしなぜか、この夏休みという存在に
とても魅力的なものを感じさせたのです。
宇宙人を呼ぶこと。
今までそんなことは考えたことすらありませんでした。
夏休みに入り、「これはおもしろい」と思った私は、
加藤に教え、2人で夜中に電話しながら
夜空に向かって呼びかけたのでした。
同時にトランプのゲームも2人でやっていました。
確か、1週間か2週間続いたと思います。
私はひとりでUFOを呼ぶという行為にとても恐怖を覚えたので
加藤に電話して遊びながらやったのでした。
加藤はひょうきんな人物で、UFOを呼ぶときも
「でてき~てく~ださーい♪」
と少しふざけて歌いながらやってみたり
その度に私が注意してまじめにやったりと、そんな感じでした。
「よし、オレは3回連続でハートのA当てたぜ」
「すげーな」
「宇宙人呼んでみよーぜ」
「こちら地球・・・」
「やべー、こえー(笑)てか出てきたらどうすんだ?」
「自分から呼んどいて失礼だろ。こんにちは、って言うしかないだろ(笑)」
というような会話が続きました。本当に楽しい夜でした。
今、不思議に思うのはなぜそんなことを続けたのかということです。
やはり何かが起こるという確信めいたものが、私の中にあったのかも知れません。
※
つづく
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